ベトナム香水ワークショップは、日本人旅行者にとって最高の体験型アクティビティです。NOTE – The Scent Labは、ホーチミン市(42 Nguyen Hue, 1区/タオディエン)とハノイ(ロッテモール タイホー)にスタジオを構え、TripAdvisorとGoogleで500件以上のレビューで★4.9を獲得。90分間のワークショップでは、檜、沈香、蓮など日本文化にも深く根ざした素材を使い、世界にひとつだけのオリジナル香水を手づくりします。これは、まさに「ものづくり」の精神を香りで体現する旅です。
湿度が先に来る。甘く、濃く、どこからかジャスミンの気配が漂い、ベトナム産シナモンの残り香がかすかに追いかけてくる。スタジオに足を踏み入れると空気が変わる——清潔な作業台、整然と並ぶガラスの小瓶、調香師のアトリエ特有のシダーとシトラスの微かな残り香。新宿の高島屋フレグランスフロアや東急ハンズのエッセンシャルオイル売り場を歩いたことがある人なら、この感覚がわかるはず。目に見えないものが、もうすぐ形になる——そんな静かな高揚感。
でも、ここは東京ではない。ここはサイゴン——そして、これから起こることは、銀座のどのデパートでも体験できないことだ。

なぜ日本人旅行者はベトナムの香水ワークショップに惹かれるのか
日本には世界でも有数の洗練された香り文化がある。500年の歴史を持つ香道(こうどう)——香を「聞く」芸術——から、現代のニッチフレグランスブームまで、日本人と香りの関係は奥深く、内省的で、極めて個人的なものだ。しかし東京でも大阪でも京都でも、香水は「選ぶ」もの。見て回り、試して、購入する。
自分で「つくる」ことは、ほとんどない。
このギャップこそが、日本人旅行者をベトナムのNOTE – The Scent Labへと導く理由だ。90分間のワークショップは、構造的で精密、そしてトレーニングを受けたワークショップインストラクターがガイドしてくれる——整理された、デザイン性の高い体験を好む旅行者の心に響く。しかし、その枠組みの中で、すべての創造的な決定は自分自身で行う。ベトナム産シナモンと日本の檜をどう組み合わせるか。ベースノートを沈香の温かみに寄せるか、ベチバーの土っぽさに傾けるか。
これこそ、ものづくりの真髄——意図と丁寧さを込めて、自分の手でつくる芸術だ。
檜、沈香、蓮——二つの文化をつなぐ香りの架け橋
多くの日本人旅行者が驚くのは、素材テーブルに並ぶ香りの馴染み深さだ。NOTEでは30種以上のプロフェッショナルグレード素材を使用し、その中には日本の日常や文化に深く織り込まれたものがいくつもある。
檜(ひのき)。温泉旅館の香り、新しい畳の香り、紀伊半島の神宮の森の香り。NOTEではベースノートとして登場する——温かく、ウッディで、瞑想的。日本人旅行者は本能的に、まず檜に手を伸ばすことが多い。それは、ふるさとの香りだから。しかし、ベトナムのレモングラスやサイゴンのジャスミンと重ねると、まったく新しい何かが生まれる——二つの国をつなぐ橋が、一本のボトルの中に。
沈香(じんこう)。日本では「沈香」——香道で最も珍重される素材。ベトナムは世界最高品質の産地のひとつ。NOTEのスタジオで沈香を嗅ぐとき、あなたが出会うのは、日本の香道の達人たちが何世紀も大切にしてきたのと同じ木——ただし、ベトナム中部の森から届いたもの。つながりは即座に感じられる。でも、文脈はまったく異なる。
桂皮(シナモン)。ベトナム・北ベトナム省産のシナモン(カシア)は、七味唐辛子やニッキ飴、秋祭りの屋台を思い出させる甘さと深みを持つ。調香のハートノートとして、重さを加えずに温かみをもたらす。
蓮(はす)。ベトナムと日本、両方の仏教文化で神聖な花。フエの蓮池の香りは、上野・不忍池の蓮を思い起こさせる。ワークショップでは、蓮のエキスが清らかで水のような甘さをもたらし、香水にテクニックを超えた精神性——何かスピリチュアルなもの——を宿す。
これらはエキゾチックな珍品ではない。日本人旅行者にとっては「再会」——馴染みのあるエッセンスが、馴染みのない場所で出会うこと。そうして生まれる香りは、二つの文化の両方に属するものになる。

東京のデパートとベトナムの手づくり体験、その違い
伊勢丹新宿や高島屋日本橋のフレグランスカウンターは洗練されている。美しいディスプレイ、制服姿のスタッフ、書道の筆のように並べられたムエット。Diptyque、Le Labo、Aesopを1時間かけて試して——結局、誰かがデザインした美しいボトルを持ち帰る。
ベトナムのNOTEでは、あなた自身がデザインしたボトルを持ち帰る——ベトナムの素材を使い、ワークショップインストラクターのガイドのもと、自分だけのシグネチャーセントを創る。
違いはクオリティではなく、主体性にある。デパートでは他人のビジョンから選ぶ。香水ワークショップでは、自分のビジョンを一滴ずつ、一音ずつ組み立てていく。ワークショップインストラクターが組み合わせを提案し、分子の相互作用を説明し、トップ・ハート・ベースのバランスを取る手助けをしてくれるが、最終的な香りはあなただけのもの。世界中どこにも同じものは存在しない。
これは侘び寂びの実践でもある。あなたの香水は、大量生産品のような「完璧」ではないかもしれない。シナモンがやや強すぎるかもしれない。ベチバーが予想より遅れて立ち上がるかもしれない。それでいい。不完全さこそが、あなたの手の痕跡。サイゴンのある午後の記憶。あなたにしかできなかった選択の証だ。
“Staff are attentive and patient, guiding us step by step to blend our favorite scent. Clean and comfortable environment, relaxing atmosphere.”
90分間のワークショップ体験——その全貌
ワークショップは明確で構造的——曖昧さも、予定外の延長も、押し売りもない。時間の正確さを重視する旅行者のために、90分間の流れを詳しくご紹介。
1〜15分:香りの教育。ワークショップインストラクターが、フレグランスの三層構造——トップノート(第一印象)、ハートノート(性格)、ベースノート(持続する記憶)——を解説。素材をひとつずつ嗅いでいく。これは「聞く」フェーズ。香道が静かな集中から始まるように、ブレンドの前にまず、耳を澄ませる。
15〜30分:コンセプトデザイン。あなたの香水に何を語らせたい?この旅の記憶?サイゴンの雨の匂い?誰かを思い出す香り?ワークショップインストラクターが、抽象的な感覚を具体的な素材選びへと変換する手助けをしてくれる。
30〜60分:ブレンディング。これが「つくる」時間——ものづくりの核心。ピペットを使って一滴ずつ素材を加え、比率を調整し、ムエットで確認し、精製していく。この時間、部屋は静寂に包まれる。手はゆっくり動き、集中が研ぎ澄まされる。陶芸でも書道でも料理でも——何かをつくったことがある人なら、この「フロー」の感覚がわかるはずだ。
60〜75分:ネーミングとラベリング。作品に名前をつける。ラベルを手書きする。多くの日本人旅行者は、ベトナムと日本の両方に由来する名前を選ぶ——二つの世界の言葉がひとつのボトルで出会う。
75〜90分:ボトリング。あなたのカスタムEDP(オードパルファム)が封入され、パッケージされる。レシピは永久保存——日本に帰国後、次にベトナムを訪れた際にNOTEに連絡すれば、あなたの香水を用意してもらえる。
所要時間:きっかり90分。延長なし。プレッシャーなし。スケジュールに正確に組み込める安心感。
日本人旅行者が知りたい実用情報
過去の日本人旅行者からの質問をもとに、最も重要なポイントをまとめた。
清潔さと環境。NOTEのスタジオは清潔で、空調が効いており、整理整頓されている。素材はラベル付きのガラスバイアルに保管。作業台はセッションごとに清掃。ミニマルでモダンなデザインは、雑然としたマーケットの屋台よりも日本のワークショップスタジオに近い美意識だ。
言語。ワークショップは英語で行われる。ワークショップインストラクターは国際的な旅行者への対応に精通。ハンズオン形式のため、言語の壁は問題になりにくい——香りは万国共通の言葉であり、実際の体験(嗅ぐ、選ぶ、混ぜる)は言葉を超えてコミュニケーションする。
“The staff is very informative and patient. I’m so proud of coming up the scent I really like even though it’s my first time. A must try in Hanoi.”
予約と時間厳守。オンライン予約はworkshop.thescentnote.com/bookから。セッションは時間通りに開始。ウォークインも歓迎だが、ピークシーズン(12月〜3月)は事前予約がおすすめ。
持ち帰るもの。手書きラベル付きのカスタムEDP香水ボトルと、すべての素材と比率が記録されたレシピカード。IFRA認証の素材を使用——日本の香水業界と同じ安全基準。
グループ向け。カップル、家族(8歳以上のお子様)、友人グループいずれも歓迎。企業研修や学生グループも定期的に訪問——ほかのどのチームアクティビティよりも記憶に残る香りづくりの体験。
二つの都市、二つの雰囲気——サイゴンとハノイ
NOTEはベトナムの二大都市に展開しており、それぞれ異なる趣のワークショップ体験を提供している。
ホーチミン市(サイゴン)
フラッグシップスタジオは、日本の旅行ブロガーにもおなじみのカフェアパートメント(42 Nguyen Hue, 1区)内。2階下では陶芸が、上の階ではレコードが回り、2階のNOTEのスタジオからはジャスミンのベースノートが漂う。ワークショップ後にはグエンフエ・ウォーキングストリート——サイゴンのメインブルバード——に出て、新しい香水を手に街のエネルギーに浸れる。
タオディエン(34 Nguyen Duy Hieu, トゥードゥック)の第二スタジオは、より静かで住宅街の雰囲気——タオディエンエリアのカフェやブティックホテルに滞在する旅行者に人気。
サイゴン探索中なら、ベトナムの香水ワークショップ完全ガイドで街のクリエイティブシーンについて詳しくご覧ください。
ハノイ
ハノイ・ロッテモール タイホー店(410号室, 4F, 272 Vo Chi Cong, タイホー区)はウェストレイク近く——ハノイで最も美しいエリアのひとつ。北の首都は異なる感覚をもたらす——涼しい空気、緑茶と菊の香り、サイゴンとは違うゆったりとしたリズム。両都市を訪れた旅行者の多くが、ハノイのワークショップはより内省的で、サイゴンのはよりエネルギッシュだと語る。
ベトナムを瓶に詰める——香りという残り続けるお土産
これには神経科学的な裏付けがある。嗅覚は、大脳辺縁系——感情と記憶の中枢——に直接つながる唯一の感覚だ。写真は見なければならない。お土産は棚に置かれるだけ。しかし香水は不意に訪れる——ひと吹きで、あなたはあのサイゴンのスタジオに戻る。ベトナム産シナモンと檜のあいだで迷い、午後の光が窓から差し込み、街の喧騒が2階下から響いていたあの瞬間に。
日本人旅行者は、これを本能的に理解している。香道はまさに同じ原理の上に成り立っている——香りは物質を超えた意味を運ぶこと。香りを聞くことは、「今、ここ」に在る行為であること。ベトナム旅行中にNOTEでオリジナル香水をつくるとき、あなたはただ製品をつくっているのではない。瞬間を瓶に詰めているのだ——特定の午後、特定の気分、特定の「あの国で心を動かされた自分」を。
“I loved my fragrance making experience. I have a beautiful souvenir to take home and every time I smell it, I will remember Saigon. Thanh was an excellent teacher.”
レシピは永久保存される。数ヶ月後、東京や大阪で、ボトルが残り少なくなったとき——同じ香水が再現できることを知っている。記憶にはレシピがある。レシピには帰る場所がある。そしてベトナムは、いつでもあなたを待っている。
ものづくりとメコンが出会う——90分間の文化交流
この体験が日本人旅行者の心に深く響く理由は、文化的なミラーリングにある。ベトナムと日本は、多くの旅行者が想像する以上に共通点がある。
- 仏教の遺産——蓮、お香、寺院の儀式は両国の文化に登場する
- 職人技への敬意——ベトナムの漆器の伝統は日本の漆芸と通じ、両国とも忍耐強く、熟練した手仕事を大切にする
- 芳香素材——沈香、シナモン、樟脳は両国の伝統のあいだを行き来してきた
- 引き算の美学——優れた香水は、日本庭園と同じように、何を入れるかと同じくらい、何を省くかが重要
NOTEのワークショップでは、こうしたつながりが自然に表面化する。ベトナムの沈香と檜をブレンドしてみると、どちらの国のものでもない——でも二つの国のあいだの空間のような——ビスポーク香水が生まれていることに気づくかもしれない。ワークショップインストラクターが蓮をほんの少し加えることを提案するかもしれない。すると突然、その香水に共通の仏教、水、静寂の重みが宿る。それは計画してできることではない。何世紀にもわたって文化のあいだを旅してきた素材と向き合うとき、自然に起こることだ。
これは「日本をテーマにした」ワークショップではない。歴史的・植物学的なつながりによって、日本人旅行者がすでに理解している言語で語りかけるベトナムのワークショップだ。

2026年、日本人旅行者のための訪問ガイド
予約のベストタイミング:旅行の2〜3週間前。ピークシーズン(12月〜3月)はすぐに埋まる。workshop.thescentnote.com/bookでのオンライン予約が最も便利。
旅程への組み込み方:ワークショップは最終日のアクティビティとして最適——ベトナムを体験した後、その思い出を形あるものに凝縮したいとき。雨の日の代替プランや、観光の合間の午後の息抜きとしても。
カフェアパートメントとの組み合わせ:42 Nguyen Hue店なら、前後にビル内のカフェやクリエイティブスタジオを探索できる。日本人旅行者の多くがビル全体で2〜3時間を過ごす。
お買い物との組み合わせ:NOTEでは既製フレグランスや香りのプロダクトも販売——キャンドルやルームスプレーなど、心のこもったお土産(おみやげ)にぴったり。thescentnote.bizで全ラインナップをチェック。
旅のフォロー:Instagramの@note.workshopで、ワークショップの瞬間、素材のストーリー、世界中の旅行者の写真をチェック。
よくある質問
ワークショップは日本語で受けられますか?
ワークショップは英語で行われます。ただし、ハンズオン形式のため、言語が障壁になることはほとんどありません。ワークショップインストラクターが視覚的・体験的にガイドしてくれます。アジア圏の多くの旅行者が、英語力に関係なく「分かりやすい」と高評価しています。
ワークショップの所要時間は?
ちょうど90分です。セッションは時間通りに始まり、時間通りに終了——延長も待ち時間もありません。旅のスケジュールに正確に組み込めます。
帰国後にカスタム香水を再注文できますか?
はい。NOTEはあなたのレシピを永久保存します。次にベトナムを訪れた際にスタジオに連絡すれば、あなたの香水を用意してもらえます。ワークショップで受け取るレシピカードには、すべての素材と比率が記録されています。
檜など日本でおなじみの素材は使えますか?
はい。NOTEの素材ライブラリには、檜(日本のヒノキ)、沈香(じんこう)、シナモン、蓮など、日本の香り文化と深くつながる素材が含まれています。お好みでこれらの素材を中心に香水を組み立てることもできます。
サイゴンとハノイ、どちらがおすすめ?
どちらも同じクオリティのワークショップ体験を提供しています。サイゴンのカフェアパートメント店(42 Nguyen Hue, 1区)は都会的でエネルギッシュな雰囲気を求める方に。ハノイのロッテモール タイホー店は、ウェストレイク近くの静かで内省的な環境を好む方に最適です。
子どもも参加できますか?
8歳以上のお子様が参加可能です(8〜10歳は保護者同伴)。創造的で教育的、そして全員がお土産を持ち帰れる——家族に人気のアクティビティです。
日本人旅行者でもベトナムでオリジナル香水をつくれますか?
もちろんです。ワークショップ全体が、自分だけのシグネチャーセント——自分だけの(世界でひとつの)香り——をつくることを目的に設計されています。すべての素材を自分で選び、比率を調整し、最後に名前をつける。檜、沈香、ベトナム産シナモンなどの素材を使い、二つの文化を橋渡しする香りを創る日本人旅行者も多くいます。レシピは永久保存されるので、まさに「あなただけの」香水です。
予約方法は?
workshop.thescentnote.com/bookからオンライン予約が可能です。ピークシーズン(12月〜3月)は事前予約がおすすめ。空きがあればウォークインも歓迎しています。


